号泣した映画
お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」
私がいままで一番号泣したのは、アベンジャーズエンドゲームです。
*ネタバレ注意↓
-
『 アベンジャーズ 』( Avengers )は、 マーベル・コミック 刊行の アメリカン・コミックス に登場するヒーローチームである。 また、彼らが登場するコミック、アニメ、映画のタイトルにも使われている。 1963年に「それぞれ違う能力を持ったヒーローたちが協力して戦う」というコンセプトのもとに、すでに個別で活躍していたヒーローたちによって結成された 。 マーベル・ユニバース最大のヒーローチームとして人気を博す。 アベンジャーズの特徴的な点は、家族だけで構成される ファンタスティック・フォー やミュータント限定の X-メン とは異なり、ヒーローであること以外の参加条件がない、ということである。
- 作品一覧『アベンジャーズ』シリーズ時系列順
次に、アベンジャーズ映画シリーズを時系列順に並べると、以下の通りです(カッ コ内は公開年)。
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
- 『キャプテン・マーベル』(2019)
- 『アイアンマン』(2008)
- 『アイアンマン2』(2010)
- 『インクレディブル・ハルク』(2008)
- 『マイティ・ソー』(2011)
- 『アベンジャーズ』(2012)
- 『アイアンマン3』(2013)
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)
- 『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』(2014)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
- 『アントマン』(2015)
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
- 『ドクター・ストレンジ』(2016)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
- 『ブラックパンサー』(2018)
- 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
- 『アントマン&ワスプ』(2018)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
2018年、タイタン星人サノスによる“デシメーション”(インフィニティ・ストーンの力を使った大量殺戮)で全宇宙の生命の半分が消し去られてから3週間後。宇宙を漂流していたトニー・スターク/アイアンマンとネビュラは、先んじてアベンジャーズに合流していたキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルの助けで地球に戻った。スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカをはじめとするアベンジャーズの生存者たちと、キャロル、ロケット、ネビュラは、失った者たちを取り戻すために、再度使用されたというインフィニティ・ストーンの波紋をたどり、惑星“ガーデン”に隠遁していたサノスを急襲する。しかしインフィニティ・ストーンはサノスの手で破壊されており、失った者たちが戻ることはなかった。ソーの手でサノスにとどめが刺され、1つの戦いの区切りがつく。
それから5年後の2023年。無数の喪失を経験しながらも世界は一応の平穏を取り戻し、残されたアベンジャーズのメンバーたちは世界中で治安の維持に努めるなどそれぞれの人生をおくっていた。そんな折、偶然にも“量子世界”から抜け出したスコット・ラング/アントマンは、アベンジャーズに接触を図る。スコットは量子世界が既知の時間の概念を超越していることを伝え、量子力学を用いたタイムトラベルによる事態の打破を提案する。スマート・ハルクに進化したブルース・バナーが装置を作り、トニーも最愛の家族である妻のペッパー・ポッツと娘モーガンを案じつつも、失ったピーター・パーカー/スパイダーマンを取り戻すべく参加した。酒浸りになり見る影もない姿に落ちぶれていたソーはブルースとロケットに連れ出され、家族を失い自暴自棄に陥っていたクリント・バートン/ホークアイは、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウに説得されてアベンジャーズに復帰。アベンジャーズたちはサノスが手に入れる前にストーンを回収すべく、3つのグループに分かれて過去に行きストーンを集める“タイム泥棒作戦”を立て、過去へと飛んだ。
2012年、チタウリとの決戦の舞台となったニューヨーク。ブルースはサンクタムをチタウリから人知れず守っていたエンシェント・ワンに出会い、彼女の持つ“タイム・ストーン”を譲り受けようとするが、インフィニティ・ストーンの不在がタイムライン(時間の流れ)を分岐させる危険性を警告される。しかし、自らサノスにタイム・ストーンを渡したというスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジの行動をブルースから聞いた彼女は、ストレンジの行動には意味があったはずと考え、事が終わった後には各時代に全てのストーンを返還することを条件にタイム・ストーンを彼に貸与する。“スターク・タワー”では、スティーブが過去の自身と決闘した末に“マインド・ストーン”を回収するが、スコットとトニーが“スペース・ストーン”の奪取に失敗する。トニーとスティーブはスペース・ストーンと、タイムトラベルに必要な“ピム粒子”の双方を回収するため、さらに過去となる1970年を訪れ、若き日のハンク・ピムやトニーの父親ハワード・スタークが働いていた“キャンプ・リーハイ”からそれらを盗み出す。
2013年、ダーク・エルフ侵攻直前のアスガルド。ソーとロケットはジェーン・フォスターに宿っていた“リアリティ・ストーン”を回収する。土壇場で怖じ気づきロケットからの叱咤を受けるソーだったが、偶然出会った在りし日の母、フリッガに諭されたことで自信を取り戻し、破壊される前の“ムジョルニア”も入手する。
2014年、ピーター・クイル/スター・ロードが訪れる直前の惑星“モラグ”。惑星“ヴォーミア”に向かったクリントとナターシャと別れたジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンとネビュラがピーター・クイル/スター・ロードを待ち伏せし、気絶させて“パワー・ストーン”を回収する。ローディはストーンを持って現代へ戻ったが、ネビュラはサイボーグであったことで2014年の自分と混線してしまい、それによって未来を知ったサノスらに囚われてしまう。一方クリントとナターシャは、ヴォーミアでストーンの番人を勤めるヨハン・シュミット/レッドスカルから、“ソウル・ストーン”を入手するためには愛する者の犠牲が必要なことを知る。二人のうちどちらかが犠牲にならなければならないと悟り、家族を喪ったことから自らの命を差し出そうとするクリントだったが、それを制したナターシャが崖から身を投げ、生き残ったクリントの手にストーンが渡る。
2023年にトニーたちが戻り、全てのインフィニティ・ストーンが揃うと、ブルースは新たに開発された右腕用の“ナノ・ガントレット”を嵌め、スナップを敢行した。ブルースの負傷と引き換えにデシメーションによって消え去った者たちがこの世に舞い戻ったことをクリントとスコットが確認した直後、現在のネビュラのふりをしていた2014年のネビュラの手引きにより、未来へ侵入したサノスの巨大宇宙船”サンクチュアリII”による爆撃がアベンジャーズ・コンパウンドを破壊する。半数の生命を消滅させても新しい世界を受け入れず、残った生命の中から抵抗する者が必ず現れると悟った2014年のサノスは、世界を粉々に破壊しストーンを使って新しい世界を作り直すと宣言。トニー、スティーブ、ソーの3人はサノスに挑むが返り討ちに遭う。サノスは更に配下の群勢を呼び寄せ、追い詰められるアベンジャーズたちだったが、戦場に“スリング・リング”のゲートウェイが開く。宇宙各地に繋がったゲートウェイからは、デシメーションから復活したヒーローたちとヴァルキリーら“ニュー・アスガルド軍”、“ワカンダ軍”、“マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ“、アーマーを装着したペッパー、そして“ラヴェジャーズ”などが現れアベンジャーズに加勢。サノスの群勢との全面対決が始まる。
クリントが瓦礫の中から回収したナノ・ガントレットにはまったストーンを各時代へ返却しようと“量子トンネル”へ向かうアベンジャーズと、再びデシメーションを起こさんとするサノスらの争奪戦となり、戦局は二転三転する。キャロルが量子トンネルに飛び込む寸前に破壊したサノスは、渡すまいとするヒーローたちを振りほどきナノ・ガントレットを右腕にはめる。しかし、隙をついて6つのストーンを手中に収めたトニーが、自らの指を鳴らして自分のアーマーに揃えた6つのストーンの力を発動させたことで、サノスの群勢はサノスを含め消滅。だが、身体は普通の人間に過ぎないトニーはストーンの力を使った反動に耐えられず、結果として、トニーは自身の生命を使い果たしてこの世を去った。
トニーの葬儀後、ソーはヴァルキリーにニュー・アスガルドの王位を託し、自らはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと旅に出る。スティーブは、ブルースがエンシェント・ワンと交わした約束のとおりにムジョルニアとインフィニティ・ストーンを元の時代に戻す旅に出る。そして仕事を終えた後スティーブは過去に残り、ペギー・カーターと人生を共に過ごすことを決める[注釈 1]。
そして年老いた後に元のタイムラインに帰還したスティーブ[5]は、サム・ウィルソン/ファルコンに自身のトレードマークであった、キャプテン・アメリカの盾を受け継がせた。
4.感想
「アイアンマン」(08)から始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの11年にも及ぶ攻防の歴史が、ここに終焉を迎えた。全編を彩るガジェットやCGIアクション、空間演出の妙もさることながら、激しく離合集散を繰り返してきたキャラクターたちを、平等に扱い、すべてを束ね直した脚本がまず凄い。精密な演出も高く評価したい。しかし、何よりも、日本人的に言えば平成を代表するフランチャイズ・ムービーを見せかけだけでなく、演技力が必須の人間ドラマに仕立て上げた俳優陣の努力にこそ敬意を表したい。彼らは我々に改めて教えてくれた。どんなに奇想天外な物語も、そこに人間の血が通って初めてリアルに感じられるということを。こんなにも生々しく魅力的なスーパーヒーロー映画がかってあっただろうか?特に、アイアンマン=ロバート・ダウニー・Jrの魂の籠もった名演には感服した。彼は本作で元々のフィールドであるキャラクターアクターに回帰したかのよう。さて、いったいこれからどに向かうのか?そんなダウニー・Jrを取り囲む面々も然り。我々観客にとって、いずれ劣らぬ当代の人気役者たちが各々の個性をぶつけ合った至福極まりない時間に、感謝しきりの3時間超である。